新型ウイルスには『あの飲み物』が良い?
蔓延する新型ウイルス
2020年4月5日現在、世界で約100万人近い人が感染している新型ウイルス。
日本でもここ数日は毎日のように感染者数がうなぎ登りに増えています。
↓詳しくはこちらの記事で↓
現在のところ、有効な治療薬もワクチンも見つかっておらず、
感染しないようにすることがとても大切!ですよね!
さて、今回は面白い論文を見つけたので、シェアしまする!
論文を紹介する前に・・・
論文を紹介する前に注意点が2つ!
① プレプリントの論文ということ!
これから紹介する論文はレビューのされていない、プレプリントの論文です!
つまり、言ってしまえば非公式の論文!みたいな感じです。
この論文が絶対正しいわけでも、絶対間違っているわけでもありません。
② in vitroの実験であるということ!
in vitroの実験とは何か?
理科の実験で使っていたようなシャーレみたいなお皿の上で実験したということ。
マウスを使った動物実験でも、ヒトで確かめた実験でもありません。
なので、ヒトで本当に効果を発揮するかは分からない!ということ。
以上2つを踏まえた上で記事を読んでください!
この論文を鵜呑みにするのではなく、そうなんだ〜くらいで読んでくださいな。
新型ウイルスにはあの飲み物が有効??
この論文はインドにあるエラ大学医学部のグループが発表したもの。
今のところFDAに認可されている薬の中には、新型ウイルスに有効とされるものは見つかっておらず、世界中の研究者たちが、何かいい有効成分はないかと血眼で探しています。
本研究は、2012年に蔓延したSARSに対して有効とされた18の薬効成分の中で、どの薬効成分が今回の新型ウイルスに有効かを研究したものです。
(18の薬効成分が気になる方は論文を見てください)
結論から言うとEGCGと言われる薬効成分が、新型ウイルスの働きを抑制する可能性があると示されています。
EGCGとはカテキンの主要成分のこと。
緑茶のカテキンは体に良いとか聞いたことあるかもしれませんが、そのカテキンにもいくつか種類があるのです。
この中でもEGCGは非常に強い抗酸化力を持っていて、生活習慣病に有効な成分として世界中で研究が行われています。
今回、このEGCGカテキンが新型ウイルスの働きを抑制するのではないかと報告されているのです。
他にも、ウコンの成分であるクルクミン、パセリに含まれているアピゲニン、大麦に含まれているβ-グルカンなども挙げられています。
目安の摂取量はあるのか?
論文の中で、1日の目安摂取量も示されています。
EGCGは1日に800mg摂取することを推奨しています。
これは湯呑み約15杯分に相当します、、、
こんなに飲めないし、こんなに飲んだらカフェインの過剰摂取になります。
それにその緑茶にEGCGがどれくらい含まれているかなんて分かりません。
現実的にこの量を緑茶から摂取するのは難しいと思います(笑)
どうしても、と言う人は、サプリを活用することになると思います。
ただ、最後にもう一度言いますが、この論文が全てではありません。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、この論文が絶対に正しいという根拠はないので、そこはご自身で判断してください。
以上、論文特集でした!